最終更新日 2024年10月28日 by newsring
船旅好きの前田裕幸さんが語る豪華客船の魅力とは
豪華客船の旅に憧れを持つ人は多いでしょう。
そのイメージと言えば、例えば見渡す限り青い海と青い空が広がる洋上をゆったりと進み、世界の有名な観光地へ寄港し、そこで観光を楽しみ、また船で次の観光地へと向かうことなどをあげる人もおられるでしょう。
他にも潮の香りのする海風を全身に受けながら船上でのんびりしたり、船内の施設で遊んだり、さらに毎晩行われるショーや豪華なお食事を楽しむといった優雅な船旅のイメージを持っているかと思います。
港に停泊している豪華客船を見ると、その船体は周りに停泊している他のフェリーなどよりもはるかに大きく、巨大な建物にも見え圧倒されると共に、大型客船の優雅な姿にも魅力を感じます。
しかし大きな港でもその姿はなかなかお目にかかることはありません。
それもそのはずで、数ヶ月かけて世界中を巡っていて、その途中で日本の港に寄るためです。
世界には豪華大型船のクルーズを行っている船会社が多数あります。
もちろん日本にも大型客船を持つ会社があり、日本国内を巡っていたり、周辺の国へ行くこともあります。
豪華客船での船旅の費用ってどれぐらい?
こういった豪華な船旅になると値段が気になるところですが、世界最高峰と言われている豪華客船で100日以上かけて世界一周をする場合、その金額は2千万円程になります。
なかなか気軽にとはいきませんが、数十カ国へ寄港し有名な観光地や世界遺産、洋上の小さな島々などもいくつか寄ります。
客室は全室バルコニー付きのスイートルームといった豪華な船です。
費用はかなり高額ですが、大きなスーツケースを持って各国の有名な観光地を一つ一つ個別の旅で行く大変さを考えれば、船旅では選りすぐった場所を順に巡ってくれますし、荷物は客室に置いたままで移動は船で出来ます。
寝て起きたら次の観光地に着いていることもあります。
金額に見合った価値のある船旅になるはずです。
ところで、豪華客船の旅と言っても旅の日程や金額は色々あります。
先の世界一周のような高額なタイプもありますが、10日間ぐらいで数箇所を巡るタイプもあります。
そういった場合だと金額もぐっと下がって数十万円になります。
例えば地中海やカリブ海周辺を巡ったり、日本一周するものもあります。
各国での船旅に出る場合は、日本と現地の往復は飛行機になります。
1泊2日の船旅なら数万円で楽しむことができる
その他にも1泊2日の船旅を数万円で楽しむことも出来ます。
例えば夕方横浜港を出航し、翌夕方に神戸港に到着などの旅があります。
これなら金額的に宿泊を伴う鉄道や飛行機、バスなどを利用した少し贅沢な国内旅行ぐらいです。
関東から関西なら飛行機で1時間程しかかかりませんが、時間をたっぷり使って旅の途中を楽しむ豪華な船旅は贅沢さが感じられます。
それぐらいの金額なら若い人でも手が届かないものではありません。
船旅というと仕事も家庭も一段落ついたシニア層のためのものというイメージもありますが、社会に出るとだんだん仕事が忙しくなり、人によっては家庭を持ち子供も大きくなってくると時間的にも経済的にも贅沢な旅が遠のいていくことが多いです。
若いうちに体験しておくのもいいかもしれません。
若いうちと言えば、新婚旅行にも利用出来ます。
いわゆるハネムーンクルーズです。
豪華な雰囲気がハネムーンに合っていますし、一生の思い出にもなるでしょう。
船に乗っていれば次の観光地へと向かってくれるので、自由になる時間も多く、二人だけでゆったりと過せます。
また客室を出れば二人でショッピングにも行けますし、スポーツを楽しんだり、プールで泳いだり、疲れたと思ったらすぐにベッドで横になれます。
世界最大の豪華客船ってどんな規模?前田裕幸さんに聞く
さて、豪華客船にも色々あります。
世界最大は総トン数で22万トンもあるアメリカの船会社が持つ客船です。
全長が360m程、幅が65m程もあります。
乗船できる人数は5千名を超え、乗組員は2千名程です。
一つの街のような感じですが、実際見ると船の上に大型ホテルが乗っているような姿です。
巨大円形劇場があったり、ダンスフロア、ショッピングフロアの他、子供が遊べる場所もあり、船の内部は吹き抜けになっています。
他にも様々な施設があり長い船旅でも退屈はしないでしょう。
日本の客船で最大なのは「飛鳥II」です。
先ほどの船には及びませんが総トン数で5万トン、全長240m程、幅が30m程あります。
定員は900名弱で、乗組員は500名弱です。
船内にはパノラマのラウンジや展望大浴場、シアター、ダンスフロアなどの施設があります。
飛鳥IIは世界一周クルーズや10日前後程の国内旅、それに2日間の旅などのいずれかを1年を通して行っています。
そういった日本の船では日本語が通じますし、チップを払わなくてもよいので、そういう所は意識する必要がありません。
一方で海外船だと日本の旅行会社が提供しているプランでは、日本語の出来るスタッフが乗船している場合もあります。
最後に豪華客船の旅は海外や国内で行われており、世界一周といった高額なものから気軽に行ける安いものまであり、シニアの方々や若い人にも楽しめる船旅です。