最終更新日 2024年10月28日 by newsring
iPhoneにトラブルが起こり、正常な使用が続けられなくなった場合は、データ復旧を検討する必要があります。
これは失われた、あるいは失われそうなデータを取り戻すもので、端末の状態によって選択肢は変わってきます。
例えば、端末の調子が悪い程度なら、一度リセットした上でデータをバックアップから復元します。
当然ながらバックアップがなければ復元できませんから、事前にiCloudを使うなどしてこまめにデータのコピーを取っておくことが大切です。
リセットとバックアップからの復元で元に戻ればOKですが、それでも駄目な時は他の手順を踏む必要が出てきます。
保証期間中やiPhoneの買い替えをした場合は、新しい端末に同様のデータ復元を行います。
Appleのアカウントが手元にあれば、端末が変わってもデータ復旧は可能ですから、諦めずに復元を試みましょう。
問題は、水没や致命的なダメージでiPhoneを壊してしまったケースです。
画面が損傷して映らない、もしくは電源を入れても直ぐに切れてしまうなど、ハードウェアの故障は深刻です。
そのような事態に直面した時は、修理業者に依頼するなどして、ハードウェアとしての復旧に取り組むのが先決です。
本体内蔵のストレージが無事なら、データのバックアップは可能ですし、ハードウェアの復旧後にデータ復旧が行えるので安心です。
水没は水没でも本体の隙間から水が浸入したり、電気的に内部のダメージがある場合は復旧が難しくなります。
万が一トイレなどに落としてしまった場合は、綺麗な水で汚れを洗い落とし、水滴を拭き取ってから乾かしましょう。
この時電源は必ず落とし、イヤホンを差しているなら抜いておきます。
乾いた後に電源が入ればまず大丈夫ですが、動作に不安定なところが見られるなら、速やかに修理に出すのが賢明です。
充電器の故障によるiPhoneのダメージや、端末に何らかの異常が生じた場合も、早く原因が特定できる修理のプロに見せることが必要です。
データ復旧は難しいかもしれませんが、しかし諦めるのは早計ですし、修理によってデータのバックアップを取れる可能性があります。
Apple公式だと、故障時の対応がマニュアル化されていますから、交換以外の対応を受けるのが難しかったりします。
一方、非公式のiPhone修理業者であれば、柔軟な対応で希望に応えてくれるので、修理が難しい状況でも手を尽くしてもらえる期待が持てます。
→故障したiPhoneのデータ復旧(取り出し)は可能?その答えと方法を教えます
どちらを選ぶかは人それぞれですが、公式と非公式でこのような違いがありますから、良く考えた上で選択を決めたいところです。
ハードウェアに異常は見られない、でもデータが消えてしまった場合は、データ復旧ソフトで復元できることがあります。
この方法は、隠れて見えなくなっているデータを探し、復旧できるか試みるものです。
うっかり間違えてファイルを消してしまったケースでも、同様に復元の可能性が高まりますから、試してみる余地はあると思われます。
ただし、余計にデータを壊すリスクや、ハードウェアの故障には無力な欠点が存在するので、その点を理解して試みることが求められます。
やはり知識がないと間違ったやり方をしてしまいますから、何をしたら良いか分からないなら迷わずプロに任せましょう。
絶対にデータ復旧できるという保証はないものの、少なくともiPhoneの本体に眠るデータを救い出せる可能性に期待できます。
市販のソフトウェアは決して安くありませんから、復旧の確信が持てる状況で使うことが大事です。
勿論、万が一に備えて使い方を覚えて損はないですが、ハードウェアの故障によるデータの消失の方が多いので、基本的には知識が豊富なプロに相談するのが正解です。